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犬の去勢手術

去勢手術とは、精巣摘出する外科的処置です。

手術は陰嚢の中の精巣だけを取り出します。お腹は開かないため、体に対する負担は避妊手術よりは少ないです。

目的は治療のほかに、子犬のさまざまな疾患の予防や、行動をコントロールする目的で行われます。

○メリット

病気を予防

雄特有の前立腺の疾患や肛門周囲腺腫、会陰ヘルニアなど男性ホルモンの影響による疾患の予防、治療につながる。

特に陰睾(いんこう)でお腹の中に精巣があると癌化する確率が高いため、去勢手術は積極的に検討した方が良いです。

マーキングが減る

性成熟が始まると縄張り意識が生まれマーキング行動をします。生後5-6ヶ月のタイミングで手術すれば、マーキング行動は収まることが多いです。

しかし去勢時期が遅くなるとマーキングが習慣化してしまうと、手術をしても改善しないことがあります。

その他にも発情ストレスが減る、望まない繁殖を防げるなど

●デメリット

全身麻酔のリスク、太りやすくなる


手術の流れについて

手術前

睾丸が下りてきているかなどを診てもらった上で、手術日を決めます。

術後しばらくシャンプーやカットを行うことはできないので、事前にカット、シャンプーを済ませているとよいですが、手術直前は避けるようにしましょう。

手術当日

当日は絶食・絶水をお願いしています。

手術後

当院では日帰りで手術ができます。

また抜糸もカラーも基本的に必要ない場合がほとんどです。

まれにエリザベスカラーが必要な場合があるので傷口をよく舐める場合は病院を受診してください。

 

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